「口蹄疫」(こうていえき)は、そんなにやばいのか? | Excite エキサイト
この問題、全国区のニュースでほとんど見聞きしたことがないんですけど。
発生直後にちょっとあったくらいかな。
私の住んでいる地域は感染地域ではないんですが、やはり心配な問題です。
今日(10日)夕方の地元のテレビニュースを見ましたが、とにかく補償、補償の赤松農相に対して、
「お金の問題じゃないんです!とにかくこれ以上の感染を防いでもらいたいんです!」みたいな事を畜産業者の方が話していて、現場の切実さがひしひし伝わってきました。
殺処分した家畜の埋葬場所は基本的に農家が負担するそうで、埋葬場所の確保にも四苦八苦とのこと。
ネットで調べるとまだ不確定な話が飛び交っていますが、これから色々なことが明るみに出てくると、マスゴミもこれ以上の規制は難しくなるんじゃなかろうか。
とにかく全国区のニュースにちょびっとも出てこないのは異常です。
殺処分が6万頭を越えて、経済損失も100億を越えると試算されている非常事態です。
今は宮崎県内で必死に止めていますが、国外からの感染であれば、今の政府の体たらくぶりでは気づいていないだけで他県でも見つかる可能性もありますよね。
国の農政のトップが発生から3週間も経ってから(しかもその間外遊してるし)のこのこ来県して知ったかぶった態度で「金は国が補償する」って言われてもなんだか…。
東国原英夫オフィシャルブログ「そのまんま日記」
口蹄疫対策 宮崎県知事「政府は後手後手」 支援拡充を要望
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「口蹄疫」、読み方は「こうていえき」。家畜(牛や豚)の病気のことだ。
宮崎県で発生し、知事が自衛隊に災害派遣を要請したと報道されたが、大きなニュースになっていないし、見慣れない文字、よくわからないままの人も多いのではないか。この機会にぜひ知っておこう。
口蹄疫は、牛・水牛・豚・猪・鹿・山羊・羊などが感染する伝染病。
感染すると、発熱し元気がなくなり、多量のよだれを出し、口や蹄(ヒヅメ)に水ぶくれができるなどの症状が出る。治療法はない。
成長した家畜だと死亡率は数%程度だが、エサを食べずに家畜としての価値がなくなるし、感染力が非常に強いので、蔓延防止のための殺処分が義務付けられている。
口蹄疫が発生した農場の家畜はすべて殺処分して埋め、周辺部において農場や車両の消毒、牛や豚の移動制限をするだけでなく、発生した国は家畜や肉の輸出を停止するなどといった、国をあげての大規模な対策となる。畜産業への打撃、食肉や乳製品の流通への影響など、本当に大変な病気なのだ。
初期の対策に失敗した2001年のイギリスでは1000万頭以上の羊や牛を殺処分する事態となり、総選挙を延期するほどの影響が出たぐらい。
そのため、今年発生した韓国や中国では、両政府ともすぐさま全力をあげて対策に乗り出している。
日本においては2000年、92年ぶりに宮崎県と北海道で発生したが、対処に成功し被害は740頭で済んだ。
しかしながら今回は、宮崎県での豚や牛への感染の広がりは止まらず、いわばパンデミック状態。宮崎県内で殺処分の決定は、すでに豚6万頭、牛5千頭近くに及んでいる。
東国原英夫宮崎県知事のツイッター「@higashitiji」やブログ(4月20日以降の投稿)を見れば、現場の宮崎県の大変さがひしひしと伝わってくる。
我々の体の安全には影響がないので、その点を心配する必要は全くない。ただ、国を揺るがす大きなニュースであるということは、知っておくべきではないだろうか。
(もがみ)