新年早々悲しいニュースですが、個人的には巷で騒がれている結婚報道より重要なニュースなので。
ってか、なんだかお正月感が全然ないんだけど^^;
中村富十郎さん死去…人間国宝81歳、舞台復帰かなわず
私が関西で初めて生の歌舞伎を観たのがこの富十郎さんの舞台でした。
高齢になられてからの結婚で一男一女の父親となったことも話題でしたが、舞台上でも素晴らしい役者さんでした。
もっと活躍していただきたかった…残念です。
謹んで哀悼の意を表します。
〈記事一部引用〉ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>歌舞伎俳優で人間国宝の中村富十郎(本名・渡辺一=わたなべ・はじめ)さんが3日午後8時38分、都内の病院で死去した。享年81歳。1943年の初舞台以降、半世紀以上にわたって第一線で活躍。バイタリティーあふれる演技を見せていたが、昨年11月、東京・新橋演舞場で行われた公演を体調不良で途中降板していた。今月2日から同所でスタートした公演にも出演を予定するなど、舞台への意欲は最後まで衰えていなかった。
“生涯現役”を貫き、80歳を過ぎても芝居への探求を続け、確かな演技力で多くの歌舞伎ファンを楽しませてきた富十郎さんが、静かに息を引き取った。
〜〜中略〜〜
東京で生まれたが、父と関西へ移り、1943年に4代目坂東鶴之助を名乗り、大阪・中座で初舞台を踏んだ。当時は、その美ぼうから2代目中村扇雀(現在の坂田藤十郎)とともに「扇鶴コンビ」と呼ばれて人気に。のちに関東に戻って菊五郎劇団入りした。滑らかな口跡によるセリフ回しと、芸の幅広さは現役随一を誇り、72年に5代目中村富十郎を襲名。94年には人間国宝に指定された。
96年、33歳年下の元女優・正恵さんと再婚。舞台共演をきっかけに交際が始まってのゴールインとなった。婚約会見では娘ほど年が違う正恵さんに対し、「落ち着いた品の良さと、優しい人柄にほれました。もちろん、恋愛結婚です」と、のろけていた。99年には鷹之資が誕生。69歳で父親になった時には「高齢パパ」として話題になった。
昨年4月30日の歌舞伎座閉場式では「私の座右の銘は『温故知新』。その言葉通り、皆さんも古い歌舞伎座を心の中で温めておいていただき、新しい歌舞伎座で、再びお会いするのを楽しみにしています」と、笑顔で話していた富十郎さん。その願いは、かなわなかった。
〈一部引用終わり〉ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー