昨日アップし損ねたので。
大滝秀治さん逝く 87歳の名脇役、台本抱えながら
高倉健、大滝秀治さん“共演秘話”…名優が流した涙の理由
>名優は、名優を泣かせて逝った。2日、肺扁平上皮がんのため東京都内の自宅で死去した大滝秀治さん(享年87)。劇団民芸代表であり、昭和から平成にかけての演劇史を彩った大滝さんだが、遺作となったのは高倉健(81)と共演した映画「あなたへ」(降旗康男監督)だった。
「大滝さんが今年に入り体調を崩され、入院なさっている間、お手紙の遣り取りを続けておりました。大滝さんの最後のお仕事の相手を務めさせて戴き、感謝しております。本当に素晴らしい先輩でした」
高倉は、大滝さんの訃報が伝わった5日午後、コメントを出した。異例の早さだった。
「亡き妻の散骨のためにやってきた主人公(高倉)の願いを聞き入れ、漁船を出してくれる船頭の役でした。散骨が終わって港に引き上げてきたときの『久しぶりにきれいな海ば見た』というセリフが、特に印象に残っている。短いセリフのなかに、漁師一筋に歩んできた人生の哀歓をにじませるような、大滝さんでなければ出せない味があった」と映画評論家の垣井道弘さんは語る。
映画「あ・うん」(1989年公開、降旗監督)でも共演していた2人。名優同士、すでに気脈を通じていた。高倉は、大滝さんのセリフに感動し、シーンの撮影でOKの後、ハンカチでそっと涙をふいた。
ちょっと前に「プロフェッショナル仕事の流儀」で高倉健さんの特集があった時、上記にある大滝さんとのシーンがありました。
おお、お元気な…と思いましたが、撮影後にスタッフに脇を抱えられながら去っていく大滝さんの姿が映っていて、「やっぱりお年なのね…」と思ったばかりでした。
それにしても残念です。
謹んで哀悼の意を表します。
【前記事の追記】
金子哲雄さん逝去の詳細がいろいろ記事になっていますが、読むほどに泣けてきます。
朗らかな印象の影に隠れた鉄の意志を感じました。
改めて合掌。
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