大河ドラマ「平清盛」
低視聴率ばかりが話題になった平清盛。
<平清盛>最終回視聴率9.5% 期間平均は史上最低12.0%
物語の人間関係における複雑さや内面を掘り下げる展開を重視したために、歴史に詳しくなかったり複雑な展開についていけない老人層(うちの両親はまさにこれ)が多かったのが、視聴率低迷の一つかなとも思います。
中盤とか、明らかに中だるみ的な話も入ってきたりして、テンポがハッキリしていないというか。
画面が「汚い」と話題になりましたが、個人的には「暗い」「煙い」って印象で、これまた高齢の両親には見え辛くて不評でした。
後半はかなり明るくなっていましたが時既に遅しです。
私個人も、のっけからの“王家”連呼や暗くくすんだ画面作りに閉口してがっつり見てはいませんでしたが、役者陣は良かったと思ってます。
女優陣はメイクに工夫が(老いの感じとか)欲しい感じでしたが、男性陣はどの人も割と良かったです。
特に、主役の松山ケンイチくんの後半の演技は良かった。
最晩年の雰囲気とか、圧倒的な凄みを出していたと思います。
この松ケンの演技は広く見てほしかったなぁ。
近年の大河の中では割と見応えのある感じだったので、いろいろもったいなかったドラマでした。
総集編がありますが、こちらの方が分かりやすく楽しめるかな(爆)
関連情報:大河ドラマ「平清盛」
松ケン 評価を上げた老いの演技
>「『平清盛』は馴染みの薄い平安時代を取り上げた意欲作。個人的にはドラマ全体の質も前作の『江』より高いと感じました。もちろん、チャレンジに対するリスクはつきもので、対策は万全だったか。たとえば、大きな見せ場である保元の乱を中盤に放送し、それ以降の物語は単調な展開が続いた。歴史ドラマに求められるのは現代との接点をどう持つか。一視聴者として共感できるところが見当たらなかったのは残念です」
そんな中でも、光ったのは主役の松ケンだ。
「1年間にわたって役者としての成長を感じました。特に後半の老いの演技はたいしたもの。09年『天地人』以降、大河の視聴率はジリジリと低調傾向が続き、厳しい状況に変わりはありません。朝ドラ同様、大河はNHKの看板番組という宿命を背負っています。主役も含め、周囲から騒がれるのも宿命だと思い、今後も取り組んでほしい」(前出の鈴木氏)