週明けにも本格始動か=軍最高評議会の方針焦点―エジプト
>【カイロ時事】エジプトのムバラク大統領の劇的な辞任から一夜明けた12日、同国は休日ということもあって平静を保っている。政権を掌握した軍最高評議会(議長・タンタウィ国防相)が本格的に始動するのは週明けの13日以降になるとみられ、同評議会による暫定政権発足に向けた作業や民政移行の方針に注目が集まっている。
政権を掌握した軍最高評議会は、「民衆が選んだ主権に取って代わることはない」などと表明した11日夜の「コミュニケ第3号」以降、新たな公式発表を行っていない。同評議会が近く、現行の憲法や議会、内閣を停止するとの観測もあるが、今後の動きは依然不透明だ。
一方、最近までムバラク政権の宣伝機関的な役割だった政府系各紙は12日付で「民衆が政権を打倒」(アルアハラム紙)、「ムバラク去る」(アルアハバル紙)などと大見出しを掲げ、歓喜する人々の写真とともに1面をはじめ、各面で大々的に報じた。
約20年前、旅行でエジプト・カイロに行ったことがありました。
その時は表だったテロもなく、博物館へも普通に入れたし、館内もフラッシュなしならカメラOKで、ツタンカーメンの胸像とかバシャバシャ撮った記憶があります。
あれから20年。
エジプトもいろいろな問題が積み重なって今回の騒動になったんでしょうけど、これからの中東情勢がどうなるのか気になるところです。
今回の騒動で気になっていたのが文化財の破壊。
政府への不満はともかく、文化財は国の財産なんだから大事にしてほしいところですが…。混乱するとしょうがないのかなぁ。
早く終息して無事に新しい体制が整うといいんですけど…。
古代の破損遺物、修復完了へ=考古学博物館ミイラなど―エジプト高官