映画「崖の上のポニョ」公式サイト
日本のみならずヴェネチアを賑わせたポニョですが(笑)、夏休みも終わって少しは観やすくなったかな、と劇場へ行きました。
まぁこの映画の場合は子どもが多くても観れそうだけど(爆)。
ちょっとネタバレが入ると思うので、そこら辺はご了承ください^^;。
一言で言えば“躍動感”に溢れた映画、と言ったところでしょうか。
宮崎監督ならではの“動き”がとにかく楽しい気分にさせてくれます。
特に、宗介に会いたくてポニョが波に乗って走るシーン。走りっぷりが最高です(笑)。
3DCGが多くなりつつあるアニメですが、リアルな動きをするそういったアニメよりもよっぽど動きが“生きてる”って感じがします。どんなに緻密な計算をしても出せない味といいますか。
ストーリーはまぁ、突っ込みどころを探せば色々と出てきますが(現象に対しての説明とか一切ないし^^;)、あんまり考えすぎても楽しめないと思うので、ちょっと気になるところも「ま、いっか」くらいの感じで流したほうが良いと思います。
あと個人的に好きなシーンは、宗介とお父さんで船長の耕一との船の信号でやりとりをするシーンです。予定通り帰れなくなった耕一に対してリサが“BAKABAKABAKA…”(笑)。その後落ち込むリサを慰める宗介が良い子だなぁと、しみじみしちゃいました。
宗介が両親を名前で呼ぶことにいろいろ意見があるらしいですが、ホームのお年寄り達とのやりとりやリサとの会話を聞いていると、思いやりのある良い子だということがすごく良く分かると思うので、私はあまり気にならなかったです。
声の出演に関しては、子どもたちと女性陣は良かったです。リサ役の山口智子さんは私的にはOKでした。ホームのお年寄り達の声もベテランの女優さん達で安心でしたし。
ただ、男性陣がちょっと…。所さんも長嶋一茂さんも、本人達はともかく、今回の役にはあんまり合ってないような気がしました。そこら辺が残念な点かなぁ。
ポニョのいもうと達役の矢野顕子さんはもうちょっと編集で声を重ねるとか工夫しても良かったかな、と思いました。ちょっと寂しい気がしたので。
歌番組でも主題歌を良く耳にするようになったので、最近は頭の中でリフレインしなくなりました(笑)。
ま、なんにせよ後味の良い、気軽に楽しめる映画でした。